情報発信がうまくいかない理由
整体師らしく、体のケアの方法を発信する。
時には、運動後のストレッチ方法を動画にしたり、
食と健康に関する情報を発信する。
この投稿を見て、少しでも実践してくれたなら…
その人は、今より元気になれるはず☆
そう考え、コツコツと投稿を頑張っている!
ところが!
せっかくブログやFacebookを書いても、なかなか読んでもらえている実感がない。
価値ある情報を発信しているはずなのに…
これは、専門的な情報を発信しようと考えた時、陥りがちな落とし穴。
専門家らしく、勉強になる情報を発信しよう。
知って得する情報をお届けしよう。
こうした心構えは素晴らしいだけに、もったいないですよね。
読まれている実感がない。
その原因は、「教え下手」だから。
せっかくの専門的な情報も、読み手が受け取れるような、簡単な言葉で伝えてあげられないと、スルーされてしまいます。
あなたはこんな発信をしていませんか?
いったいどういうことかイメージしやすいよう、
専門家にありがちなNG投稿例をお伝えしましょう。
1:文が長い
NGの筆頭は「文が長い」です。
各々のメディアによって、読みやすい文量は決まっています。
アメブロなら800〜1200文字程度
独自ドメインのブログなら1500〜2000文字程度
Facebookなら長くても10〜15行程度
これぐらいの長さが、ストレスなく読める文量です。
専門的なことを1つの記事で伝えようと思うと、ついつい文量は多くなりがちです。
Facebookの投稿に、30行もの大作を載せている方を見かけますが…
正直に言って読まれていないでしょう。
パッと見て、「長い!」と感じたら、人は「読まない」と判断します。
人によっては「いいね」をしてくれますが、内容は見ていない可能性が高いです。。
2:専門用語が多い
次にありがちなNG例は、専門用語が多いこと。
トレーナーや整骨院関係の方の場合は、
・腹斜筋、ひらめ筋、僧帽筋…等々、筋肉の名前
・バリン、イソロイシン、コンドロイチン…等々、栄養素の名前
・ロコモティブシンドローム、ストレートネック、超回復…等々、症状やとレーニングの用語
こうした言葉を当たり前のように使いがち。
金融関係だと、ファイナンス関連の用語
コーチング関係だと、心理学関連の用語
自分にとっては当たり前の基礎用語でも、
読み手にとっては「難しい言葉」と感じられていることも。
専門的な情報を発信する時にやりがちなNG例をお伝えしました。
あなたは、身に覚えはありませんでしたか?
目標は池上彰!教え上手な専門家を目指せ!
専門的な技術やノウハウを武器に活躍されているあなたには、
一晩語っても語り尽くせない「伝えたいこと」があるはず。
けれども、その内容を、そのまま伝えても、思うようには伝わらない。
それが、WEBの難しいところです。
価値ある情報を、しっかり届けるために必要なのは…
「教え上手」になることです。
専門的な内容を、小学6年生にでも、わかりやすく教えられる。
僕は、それを「教え上手」と言っています。
具体的には、「池上彰 氏」が教え上手の理想像です。
複雑な世界情勢(政治、経済、環境問題…)
ありとあらゆる事柄も、彼の手にかかれば「わかりやすい内容」になります。
先日、池上氏がニュース番組で「イギリスのEU離脱」について、解説していたのですが…
僕も妻も、頷きまくりでした。
Wikipediaなら…EUが出来上がった背景は、こんな感じです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/欧州連合の歴史
理解できるかどうか…という以前に読む気になれませんよね?(^-^;
一方の池上氏。
簡単なフリップを使い、このように説明しました。
第二次世界大戦で、ヨーロッパの国々は戦争の悲惨さを思い知ったんですね。
お隣同士なのに、争っててはいけないでしょう。
仲良くしましょうよ。
ということで、ECSCが誕生するんです。
これがEUの原型ですね。
そして、どうせなら、人やお金の行き来をしやすくしましょうよ!ということで…
パスポートがなくてもお隣の国に行けるようになったり、
同じEUROというお金を使えるようにしていったのです。
これはわかりやすい!
EUの背景も、目的もすんなり理解できました。
このように、価値ある情報も、伝え方次第で、
<理解不能な情報>にも<わかりやすい情報>にもなりえます。
どちらの情報を発信すれば、読み手にファンになってもらいやすいでしょう?
明らかに<わかりやすい情報>ですよね。
WEBで情報を発信し、ビジネスを加速させるための、心がまえ。
「教え上手な専門家」
文章が長くなってきたら、
漢字やカタカナが多くなってきたら、
「わかりやすく伝わっているかな?」と見直してみましょう。
目指すは、業界の池上彰です!
お知らせコーナー
More from my site
アラヤ ノブトシ
最新記事 by アラヤ ノブトシ (全て見る)
- サイトのデザイン変わります。 - 2017-07-07
- 中小企業の死活問題!?「ヒューマンウェア教育」が今後の課題! - 2017-07-07
- 教育はクリエイトする時代 - 2017-05-27