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人を動かすストーリーの力!

『ロッキー』と『下町ロケット』は同じ話?

えっ!?というタイトルですが…

今日は、ストーリーの「型」についてお伝えしていきます。

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本題に入る前に、あなたに質問。

映画や小説に触れて、涙した経験はありますか?

きっと、誰もが身に覚えがあることでしょう。

 

ストーリーには人を動かす力がある!

おそらく、否定する人は少ないはずです。

仕事が忙しくて辛い時期、

『かもめ食堂』をボーッと観てたら、

リラックスできて楽になった。

 

手痛い失恋をしたあの時、

森見登美彦の『太陽の塔』を読んだら、

フワッと立ち直れた。

 

『宇宙兄弟』に背中を押され、

忘れかけていた夢への挑戦を再開した。

 

人は誰しも、ストーリーから

「人生を動かす力」をもらった経験があるのではないでしょうか?

あなたにとって、思い出深いストーリーは何でしょう?

僕の場合…たくさんあり過ぎて語り出したらキリがありません。

 

近頃では、ビジネスの世界でも、

ストーリーの力が注目されています。

・企業や商品の魅力を届ける

・起業家のプロフィールを伝え共感を引き出す

こうした目的のため、ストーリーの力が大切!

とは言え、

実際にストーリーの力を使いこなすには、

工夫が必要です。

 

ヒットするストーリーに共通する、

「ストーリーの型」について深掘りしていきますよ!

 

ストーリーには「型」がある!

あなたは、こんな話を聞いたことはありませんか?

<ヒット映画は「ヒーローズジャーニー」という型で描かれている>

『スターウォーズ』、『バック・トゥー・ザ・フューチャー』、

『トイ・ストーリー』、『ハリーポッター』

…どれもそう。

「ヒーローズジャーニー」という型で描かれているというのです!

 

「ヒーローズジャーニー型」のストーリーは、

このような流れで描かれます。

ーーーーーーーーーーーーーーー

1:主人公の日常

ありふれた日常を過ごす主人公の世界に、

ある日冒険へのきっかけとなる事態が起こり、

主人公は日常から離れ、旅に出る。

 

2:主人公の行動

仲間との出会い、敵や困難との遭遇と挫折

師との出会いと成長を通して、

主人公は「勝利」(成果・報酬)をつかむ。

 

3:主人公の帰還

勝利を手に主人公は家路につく。

今までと同じように見えるが、

全く新しい日常が始まる。

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

『桃太郎』に当てはめると、こうなります。

1:平和な日常に「鬼ヶ島」の情報が入る

2:犬・猿・キジと力を合わせ、鬼を退治する

3:宝を手に、家に帰る

 

「ヒーローズジャーニー」は人を動かす「鉄板の型」

この「型」を知っているだけで、

ストーリーに触れる時の目線は深まることでしょう!

 

ただ、映画研究ゼミに所属し、

研究と称して映画を見まくっていた僕からすると…

ヒットするストーリーを一緒くたに

「ヒーローズジャーニー」としてしまうのは無理があります。

 

実は、人を動かす「鉄板の型」は他にもたくさんあります。

例えば、以下の映画は全部同じ「型」です。

『フォレストガンプ』(トム・ハンクスがひたすら走る!)

『天使にラブ・ソングを…』(修道院で歌いまくり!)

『のぼうの城』(大ヒット時代劇!)

『マネーショート』(大ヒット上映中の金融ドラマ!)

 

ジャンルがバラバラですけど…本当に同じ「型」?

 

はい。そうなんです。

これらは、「おバカの大逆転」という「型」

(この型については後日解説します。)

 

このように、

人を動かすストーリーにはいくつかの「型」があります。

 

 

もう一つ例を挙げると…

「下町ロケット」と「ロッキー」は同じ

「凡人の逆襲」という「型」なのです!

 

 

「下町ロケット」と「ロッキー」の構造とは?

「下町ロケット」とボクシング映画の「ロッキー」。

僕からすると、この2作品は「同じ」です。

「いやいや、町工場ドラマとボクサー映画のどこが同じなの!?」

もちろん、主題は異なります。

が、ストーリーの型は同じ。

両方とも「凡人の逆襲」という型で描かれたストーリーなのですから!

「凡人の逆襲」とは…

ーーーーーーーーーーーーーーー

・どこにでもいる平凡な主人公

・ある日、その主人公の世界を揺るがす出来事が起こる

・主人公は「変化」を迫られる

・やがて葛藤を乗り越え「変化」を受け入れる

・それから始まる新しい挑戦の日々

・挫折、苦しみ、成長の果てに、

主人公は「自分にとっての小さな勝利」をつかむ

ーーーーーーーーーーーーーーー

<「ロッキー」の場合>

うだつの上がらない4回戦ボクサー・ロッキー。

(ロッキーは高利貸しの手先で、いわば「ゴロツキ」です)

ある日ひょんなことから世界チャンピオン・アポロとの対戦が組まれます。

ロッキーは、ゴロツキの自分と決別することを決め、

チャンピオンとの無謀な戦いに臨みます。

大方の予想を裏切り、フルラウンドを戦い抜いたロッキーが、

最後に手にしたものとは!?

 

<「下町ロケット」の場合>

主要取引先からの取引打ち切りや特許争い等々、

苦境に立たされた町工場・佃製作所。

数々の試練を乗り越える過程で、

佃製作所は「ロケットバルブの開発」という新しい可能性に気がつきます。

内部からの反対、外部の妨害の数々を、

ロケットにかける夢と、佃製作所の品質へのプライドではね退け…

最後には、ロケット打ち上げを成功させるのでした。

 

主題は違いますが、ストーリーの「型」は同じです。

吹けば飛ぶような凡人が、

新しいチャンスを見出し、

最後には世間をあっと驚かせる

 

観客は、

何も持たない凡人が人生をかけて立ち上がる姿に共感し、

圧倒的優位に立つ勝者に挑む様に感動するのです!

 

「型」で理解する大切さ

『ロッキー』と『下町ロケット』を例に、

「凡人の逆襲」というストーリーの「型」をご紹介しました。

 

単に楽しみとして映画や小説を楽しむなら、

「型」を理解する必要はないでしょう。

 

が、もしもあなたが、

商品やサービスを魅力的に伝えたい!

自分自身のミッションを届けたい!

そのために、効果的にストーリーを活用したい!

 

そう思うなら、「型」でストーリーを理解するのがオススメです。

人を動かすストーリー。

ビジネスに置き換える方法についても、どんどん解説していきますね!

 

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