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ランチパスポートで名店探し
あなたはランチパスポート
＝通称「ランパス」をご存知ですか？
高知県発祥。
掲載された地域の飲食店のランチセットが５００円で食べられる
お得な冊子です。
どの店も７５０円〜１２００円ぐらいのランチセットを掲載しています。
１冊１０００円で購入することで、
７５０円〜１２００円ぐらいのランチが
５００円で食べられるということは…
４回以上利用すればモトが取れる！
というわけで、我が家では頻繁に活用しています。
※僕が住む大阪・堺版のランパスは今年の１月にスタートしました！
今朝も、今日はどのお店に行くか？というミーティングを行い…僕の希望は却下されました。。
昼からキムチ飯カレーはボリューミー過ぎたようです。
お得さだけでなく、選ぶ楽しみも提供してくれるランパスですが…
「ここには絶対行きたい！」と思えるお店と、
「ここに行くことはないだろうなぁ」と思ってしまうお店があります。
何が両者を分けるのでしょう？
今日は、「お得なキャンペーン」と「ファンになること」の関係を深掘りします！
※ちなみに、ランパスの使用期限は３ヶ月。
その間に、１店舗当たり３回まで５００円で利用できます。
あなたの住む地域ではランパスをやっていますか！？
「お得なキャンペーン」の目的は？
ランチが５００円で食べられる！
利用者にとってランパスはとってもお得なキャンペーンです。
・行ったことのないお店を気軽に開拓できる
・普段から常連のお店をお得に利用できる
こうしたメリットがあります！
一方、お店の側からすると、ランパスに参加することでどんなメリットがあるのでしょう？
ランパスに掲載するうえで、お店側が広告費を支払う必要はありません。
来られたお客さんに、ランパスに掲載したメニューを５００円で提供する。
普段提供している価格と５００円の差額分を負担するだけでランパスにお店の情報を載せられます。
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メリットは…
・新規客に足を運んでもらえる！
・味を知ってもらえる！
・隠れた一押しメニューを宣伝できる！
・ランチを気に入ってもらえたら、ディナータイムにも来てもらえる！
何より
・新規客にファンになってもらえる！
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これが一番の狙いでしょう！
期待を上回るからファンになる！
お店側にもメリットの大きいランパスですが…
僕からすると、
戦略的に活用しているお店と、
何となく載せているお店があるなぁと感じます。
「何となく載せている」と感じるのは、
・７〜８００円の定番ランチを載せているお店
・何が一番の売りかが伝わらない謳い文句のお店
・写真にインパクトがないお店
冊子には９６店舗ものお店が載っているので、
こうしたお店はあまり目立ちません。
一方、「ここは絶対に行かねば！」と思うお店もあります。
・１０００円以上のランチセットを５００円で提供するしているお店
・謳い文句に自信やこだわりを感じさせるお店
がそうです。
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僕が真っ先に足を運んだのは、自家製麺が自慢のうどん屋さん。
９８０円のランチを５００円で提供しています。
夫婦で開店と同時に押しかけ、ランパス掲載メニューを注文。
大盛りが無料だというので、厚かましくも大盛りを選択。
しばらく待っていると…
茹でたてでキラキラの麺の上に、
揚げたてでアツアツのちくわ天がのったぶっかけうどんと、
プリプリの卵がのった釜玉ごはんが出てきました。
お…美味しい！
満腹になりレジへ向かうと…
店主さんから嬉しい情報を頂きました。
「ランパスをご利用頂きありがとうございます！
２回目に来てくれたら別の天ぷらをのせますよ！
３回目に来てくれたら自慢のメニューを出しますので、
是非お楽しみに！」
９８０円を５００円で提供するサービス精神に驚き、
美味しさに驚き、
２回、３回と足を運ぶ理由まで提供されてしまいました。
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これは、リピート確定ですね！
想定内ではいけない
このうどん屋さんは、ランパスというお得なキャンペーンをとても上手に活用していると思います。
「８００円を５００円で提供するだけでサービスとしては十分でしょ？」
という考えもあります。
が、お客さん目線で考えると、これでは
＜想定の範囲内＞で驚きがありません。
いつ来ても１００円！と謳うレンタルビデオ店を見て、
「おぉ！この店はサービス精神満点だ！」とは感じないですよね。
むしろ、いつ行っても１００円なら、いつ行っても同じ。
１００円が当たり前レベルなので、驚きません。
これと同じで、
７〜８００円が５００円になることは、お客さんからすると当たり前。
「普段８００円のメニューを５００円にしてくれるなんて…ありがたや！」とはならない。
「ランパスなんだから当然でしょ！」と思っています。
お客さんというのは、わがままなんですね(^_^;
そんな心理を覆すには…
お客さんの想定外のサービスを提供するに限ります。
先ほどのうどん屋さんのように、１０００円近いメニューを５００円で提供することもそう。
気合がこもって美味しい料理を提供することもそう。
何より、また来たくなる理由を提供することが大切。
お得なキャンペーンだからこそ、「こんなに得させてもらって大丈夫なの！？」と、
＜想定外の驚き＞を与えることで、新しいファンが生まれます。
お客さんは、いつでも、嬉しい驚きを期待しているのですね(^-^)
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