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<思い出深い「面接」での質問>

4月。

この季節になると、たくさんの就職活動生を目にします。

外見から一目で就活生だとわかるのは、

似たようなリクルートスーツに身を包んでいるからでしょうか。

彼らを見ると、自分が就活生だった頃を思い出します。

僕の世代は、リーマンショック直前の最後の売り手市場。

とは言え、真面目な就活生だった僕は、

30数社にエントリーし、たくさんの採用試験を受けました。

自己PR、志望動機、学生時代に一番頑張ったこと…

紋切り型の質問が多い中、

HONDAの面接での質問がユニークだったのを覚えています。

 

 

<2次面接での質問>

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面接官:君はアルバイトは何をしているのかな?

僕:モスバーガーで働いています。

一番好きなのはテリヤキチキンバーガーです。

面接官:なるほど。

働く中で君が「カイゼン」を加えるなら、何をどう変えたいと思う?

あっ、サービスではなく、商品自体について答えてね。

僕:(商品…どれも完成度高いと思うけど…)

そうですね…。

私なら、ハンバーガーの包み紙をカイゼンします。

底にソースが溜まってしまいもったいないですし、

テイクアウトすると、溜まったソースに

バンズが浸ってぶよぶよになってしまいます。

2層式にしてソースが溜まらなくするのはどうでしょう?

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我ながら、検討の余地があるアイディアだと思います。

今日は、独自のアイディアを生み出すための

視点の持ち方について、深堀りしてみましょう!

 

<「独自のビジネス」は「独自の困りごと」から生まれる>

先ほどの質問への回答。

実は、その場で瞬間的に思いついたわけではありません。

普段バイト中に漠然と感じていたことでした。

ハンバーガーとは切っても切り離せない、

「ソースが溜まる現象」

「当たり前」と捉え、スルーすることは簡単。

 

ですが、こうした「困りごと」を集めておくことが、

オンリー1のビジネスをつくるためにはとても大切です。

 

なぜなら、

新しいビジネスとは、

「困りごと」の「新しい解決策」だからです。

 

困りごと:家を掃除する時間がない

→解決策:お掃除ロボット・ルンバ

 

困りごと:音楽を聴く時、ヘッドホンのコードが邪魔

→解決策;Bluetoothのヘッドホン

 

困りごと:毎日料理のレシピを考えるのが大変

→解決策:クックパッド

 

このように、今ある新しいビジネスは、

どれもが困りごとへの解決策なのです。

そう考えると、独自のビジネスを思いつけるかどうかは、

解決すべき、困りごとに気がつけるかにかかっています。

 

誰も気づいていない独自の困りごとを発見し、

独自の解決策をカタチにする。

これがビジネスを生み出す王道なのですね。

 

<コツは「一人に絞る」こと!>

とは言え…ここで問題があります。

「独自の困りごと」を発見しましょう!と言われても、

どこに目をつければ良いかわからないですよね。

そんな時にオススメの方法は、

お客様を「一人に絞る」です。

 

例えば、あなたが「片づけコンサルタント」だったとすると、

まず一番メインのお客様をイメージします。

漠然と「20代の独身女性」とするのではなく、

・山田花子さん

・27歳

・大手都市銀行に勤める

・独身(付き合って4年の彼氏と結婚を前提に遠距離恋愛中)

・地元は東京だが、転勤で半年前から大阪勤務

・実は社会人になって引越しは初めて

・月末・月初は特に忙しく残業が重なる

と、具体的にイメージするのがポイントです。

そして、自分がその人になったつもりで、

日々の暮らしの中での困りごとを探るのです。

 

彼女独自の困りごとは…

・引越しに不慣れでどんな家具を揃えれば良いかわからない

・新しい土地で、どこに行けば好みの家具が買えるかわからない

・数年で再び引っ越す予定なので、物は増やしたくない

 

こうした、「独自の困りごと」を発見することで、

・女性向けリサイクルショップと提携した

収納抜群の部屋作りコンサルティング

片付けしやすい部屋を、一緒に作ってしまいましょう!

という、独自のアイディアが見つかるかもしれませんね。

 

一人に絞るから、

その人独自の困りごとが見つかる。

そして、独自の解決策=ビジネスをつくれる。

こうしたアプローチが可能です!

 

<あなたが解決すべき「独自の困りごと」は何だろう?>

ポイントをまとめると、

・ビジネス=困りごとの解決策

・お客様を一人に絞る

→その人独自の困りごとを発見する

→その困りごとに対する、独自の解決策を考える

→解決策をカタチにする

 

これが、ビジネスつくりのプロセスなのです。

 

 

あなたが関わるお客様は、どんな困りごとを抱えているでしょうか?

「困っている」と口には出さないけれど、

潜在的に感じている「困りごと」もあります。

冒頭のハンバーガーの例のように、

「これが当たり前」と考え、

「困りごと」と認識していない場合もあります。

 

一歩踏み込み、誰も発見していない困りごとを探る。

そうすることで、あなた独自のビジネスが創れます。

あなたが解決すべき、「独自の困りごと」は何でしょう?

お客様を想定し、リアルにイメージしてみましょう!

 

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