交流会で感じた違和感
先日参加した交流会で、こんなことがありました。
参加者が十数名で、一人一言自己紹介をする場面があったのですが…
こんな展開になりました。。
◯◯をやっている△△です。事務所は新大阪にあります。
天神橋筋六丁目で◯◯をやっている△△と申します。
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こんな感じでサーっと自己紹介が流れていきました。
皆さんが必ず言われていたのは、「どこに会社があるか」
天満、新大阪、天六…
たっぷり話す時間があるなら別ですが、短い自己紹介の中で「地名」は必要でしょうか?
「魅力」が伝わることを目的とする感動自己紹介。
その目的から考えた時、「自己紹介で言ってはいけないこと」についてお伝えします。
自己紹介で言いがちだけど言ってはいけないこととは?
すでに答えは出てしまっていますね。
自己紹介で言いがちだけど、言ってはいけないこと。
その筆頭は「地名」です。
自分の事務所がどこにあるか。
どの辺りのエリアを拠点にしているか。
自己紹介の場面でお伝えするのが親切な感じはします。
そのため、先ほどのケースのように、多くの方が「地名」を口にします。
しかしながら、「地名」を伝えることと「魅力」を伝えることは、重なりにくいです。
「地名」を伝えた場合、こんな会話になりがちだと思いませんか?
Bさん:◯◯をやっている△△です。事務所は谷町4丁目です。 事務所近いですね。
Aさん:ほんまですねぇ。 谷四のどの辺りですか?
Bさん:谷四と天満橋の間ぐらいですよ。
谷町筋沿いのベローチェわかります? あのビルです!
Aさん:ほうほう、わかります。
その辺の裏手に、串揚げ屋さんがあるのわかります?
うちの会社で飲み会っていったら、そこですわ。
Bさん:あぁ、あそこね。美味しいですね。
うちもよく使ってます〜!
たまたま近所だったら、こんな感じで盛り上がる。
全然関係性の無い場合…とくに発展せず盛り下がる。
「地名トーク」ってそんな感じだと思います。
ここで考えたいことは…
仮に、共通点が見つかったとしても、「魅力」を伝えるトークとはつながりにくいということです。
「事務所が近い」という理由で、ビジネスパートナーを決める人は少ないでしょうから。
それよりも大切なのは、「相手に対して何ができるか」です。
たとえ小一時間かかる場所にあるお店でも、どうしても欲しいもの・食べたいもののためには足を運びますよね。
大きな「魅力」があれば、距離は関係なくなります。
自己紹介で伝えるべきは、「地名」よりも、「魅力」なんですね(^-^)
「地名」は「魅力」になるなら言う☆
ちなみに、僕は「地名」は絶対に言ってはいけないとは言っていません。
「魅力」につながるなら、積極的に言うべきと思います。
例えば、
せっかく美しくセットしてもらったのに、 帰り道に風雨で崩れてはいけない。
そんな時、天候を気にせず通えるのは魅力的です。
あるいは、
厳かな雰囲気の挙式ができるイメージが広がります。
好きな人には、ビシッと魅力的に伝わるはずです。
少しは何つきますが(^-^;
「あべのハルカスの最上階でコンサルティング会社をやっています」
こんな言葉だと、結果を出しているコンサルタントさんなのだと伝わります。
このように、目指すのはあくまで「魅力」を伝えること。
「地名」そのものが大切なのではなく、「魅力」とつながる「地名」を、うまく活かすという目線が大切です。
「魅力」8割、「スペック」2割
今回の記事では、自己紹介で言ってはいけない「地名」についてお伝えしました。
心がけるといいのは、「魅力」8割:「スペック」2割のバランス配分。
<地名や年齢、資格や支店の数>
これらは「スペック」であり、そのまま伝えても「魅力」にはなりません。
ハイスペックだったとしても、魅力という形に変換しないと、聞く側には響かないんですね。
松茸やトリュフは高級食材ですが、素材そのまま、ゴロンと料理に入っていても美味しくありません。
それと同じで、スペックは魅力的に伝えられる初めて「価値」に変わるのです。
自己紹介では、まず「魅力」を伝える。
あなたの「魅力」に惹きつけられた人は、自然と「スペック」について聞いてきます。
「どこでやっているか」は、聞かれてから答えれば良いのです。
自分自身の自己紹介を振り返った時、
「スペック」そのものを伝えてはいませんか?
「地名」を押し出していませんか?
振り返って、「魅力」に転換することを考えてみましょう(-^-^-)
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