この記事の目次
やりたいことをやって失敗しました
Waがままビジネスづくりを提供し始めるずっと前。
僕が起業を目指し始めた当初は、全く切り口の違うことをやろうとしていました。
それは、<お料理教室>のコンサルティングサービス。
・当時食品会社に勤めていて、お料理教室との関わりがあったこと
・妻がお料理教室をしていたので、内実が良く理解できること
・自分自身が食に対し思い入れがあること
こうした理由で、<お料理教室オーナー>をお客様と考え、ビジネスを組み立てたのです。
「食のことは大好きだし、これがやれたら楽しそう☆」
そう考え、意気揚々と情報発信に取り組んだのですが…
結果は無残でした。
WEBの力を活かせば、教室にもっとファンが増えるのに!
世の中に、先生方の「食への思い」がもっと伝わるのに!
自分としては、価値あるものを提供している自信があったのに…
失敗の理由は単純でした。
資金を投じてまで教室を拡大しよう!
WEBにガッツリ力を入れよう!と考えるお料理教室が少なかったのです。
お恥ずかしながら、これが僕が最初に考えて見事に失敗した事例です。
自分が「やりたいこと」をやっただけではうまくはいかないのですね(^-^;
「やりたいこと」より大切な「お客様が欲しいもの」
Waがままビジネスをつくるうえで、ストーリーの掘り下げ→感動自己紹介と進ん出来ました。
ここまでで、ビジネスの方向性や骨格が見え「やりたいこと」が明確になった感があると思うのですが…
「さぁ、コンテンツを作り込もう!」と動く前に考えるべきことがあります。
それは、「お客様が欲しいもの」を考えるということ。
先ほど「やりたいこと」をやって失敗した例をお話ししました。
これって、本当によくあるパターンです。
今から10年以上前に「マネーの虎」というテレビ番組がありました。
<様々な起業志望者が名物社長にビジネスプランをプレゼンし出資を募る>
という番組でしたが、出資NGになる人は決まって「やりたいこと」ばかり語っていました。
・女性向けの産毛剃りサロンをやりたい
・独自の味のフォー屋台をやりたい
・手作り家具屋をやりたい
こうした「やりたいこと」を語るチャレンジャーに、社長は「市場性はどうなの?誰が喜ぶの?」と訊ねると…
「いや…きっと欲しい人がいると思うんです」という説得力のない答え。
こうしたパターンは、決まってノーマネーでフィニッシュでした。
「やりたいこと」も大切ですが…
「お客様が本当に欲しがっているものは何なのか?」と考えることは、はるかに大切なのですね。
あなたのお客様が本当に望んでいることは何?
ここで質問です。
あなたにとって、「お客様」とは誰でしょう?
人が欲しがるものを提供することがビジネスの基本。
あなたが価値を提供する相手=お客様は誰でしょう?
この質問について考えることが、「やりたいこと」を考えるよりも大切です。
と言うか、「お客様が誰か」を考えることで、「やりたいこと」を人のために役立てる方法が見えてくるのです。
「ネイルサロンをやりたい」と考え、自分の理想を追求するよりも、
「誰のためのネイルサロンか?」を考えるのですね。
そして、「お客様」を想定し、その人の「解決して欲しい悩みごと」を考えます。
お客様が本当に望んでいることを明確にしていくのです。
・同僚とかぶるようなどこにでもあるネイルはしたくない
・あまりお金はかけられないけどオシャレはしたい
30代の子育て世代なら…
・家事の邪魔になるようなネイルは難しい
・オシャレはしたいが、時間をかけられない
60代のリタイア世代なら…
・ネイルに挑戦してみたいが、若者向けサロンに行く勇気はない
・派手でなく年相応なデザインが良いが、若いネイリストにイメージが伝わるか不安
このように、お客様を想定し、リアルな悩み事を深堀することで…
お客様が本当に望んでいることが見えてきます。
その望みを叶えるコンテンツが提供できれば、あなたの元にファンができるのですね☆
お客様の悩みを徹底的に掘り下げよう!
「やりたいこと」よりも「お客様が本当に望むもの」
これを考えるのが大切だとお伝えしてきました。
最後に、もう少しだけコツをお伝えします。
それは、「お客様が本当に望むもの」をつくりたいなら、「悩みや希望」を徹底的に掘り下げることです。
その人以上にその人のことをイメージします。
仕事は?
趣味は?
時間やお金はどう使っている?
恋人は?
近い将来の目標は?
コンプレックスは?
こうやって様々な角度から、お客様の人生をイメージすると…
こんなシーンで、こんなことに悩んでいるのでは?
こうなりたいと思っているのでは?
というように、深いレベルで「望むもの」が見えてきます。
その希望に応えるように、あなたのビジネスを形作れば…
喜ばれるビジネスが出来上がります。
あなたのお客様は何に悩んでいますか?
改めて考えてみると良いでしょう(^-^)
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