ストーリーが役立つのはわかるけど…
ビジネスにはストーリーが大切。
マーケティングやセールスについて、少しでも学んだことのある方は、よく知っていることだと思います。
有名なストーリーと言うと…
・旭山動物園の復活ストーリー
・スティーブ・ジョブズの数々の武勇伝
・HONDAのF-1挑戦のストーリー…etc
たくさんの例が思い浮かびます。
『カンブリア宮殿』や『プロジェクトX』、『プロフェッショナル〜仕事の流儀〜』といったテレビ番組でも、ストーリーは必ず登場します。
ビジネスにストーリーは役立つ！！
それはわかったけれど…
同時にこんな風に感じたことはありませんか？
・自分の場合、どんなストーリーを売り出せるだろう？
・ストーリーをビジネスに役立てるには、どんなポイントがあるの？
・派手な実績はないけれど、本当にストーリーを作れるの？
実際のところ、ビジネスにストーリーを活かすには、ポイントがあります。
と言っても、とてもシンプルなポイントです。
仮に派手な実績や肩書きがなくても、あなた独自のストーリーを描くことは可能です☆
たった１つのポイントをお伝えする前に、よくある失敗をお伝えしようと思います。
ピンチを乗り越え…はストーリーなのか？
これは、知人に誘われしゃあなしで参加したセミナーでのお話です。
「セミナーに参加する前に、この動画を見ておいて下さい」と言われ…
セミナー主催者が作成した動画を見てみました。
そこには主催者の方のストーリー（らしきもの）が語られていたのですが…
正直に言って、ストーリー本来の力が活きていませんでした。。
内容はこんな感じです。
そこで、思い切って起業。
生活のレベルが上がり調子に乗っていたところ…
売り上げが低迷し始め、途端にピンチに陥りました。
それまでの稼げるビジネスモデルに依存したことで傷口は広がり…
消費者金融にまで手を出すようになりました。
そんな時、２０万円するセミナーに思い切って参加すると…視界が拓け、たちまち１００万円以上の収益を上げられるように！
そのセミナーを主催していたのは、セミナーを生業にしている人ではなく、動画のクリエーターでした。
彼のメソッドによって、ブランド力が一気に高まり、僕は成功の階段を駆け上ることができたのです。
そんな彼が登壇する特別セミナーに、限定１０名様を無料でご招待します…
（以下省略）
日常→変化→困難を乗り越える→成功
というストーリーの王道パターンに則っているので、「ストーリー」のようには見えます。
が、これは僕からすると「ストーリー」ではありません。
「ストーリー」に欠かせない、たった１つのポイントが含まれていないからです。
共感を生み出すストーリーの「たった１つのポイント」とは？
では、そのポイントとは何なのか？
それは、「お客様の悩みに寄り添う」ということです。
僕は／私は…◯◯のおかげで、ピンチを乗り越えました！
あなたも◯◯をどうぞ！
これだと、主役は「自分自身」です。
「自分が」ピンチに見舞われた
「自分が」奇跡的にチャンスを得た
「自分が」ピンチを乗り越え成功した
「自分が」…
このように「自分」を主役に組み立てたストーリー（らしきもの）は、
読んだ相手に「この人すごいんだ」という感想は残すかもしれません。
けれども、あくまで「他人の話」なので、共感はしにくいです。
一方、共感を生み出すストーリーの主役は「お客様」
ストーリーを届ける相手を想像し、その人の悩みを想像します。
・困っていること
・解決したいこと
・（本当は困っているのに）諦め、受け入れていること
・（気づいていないけど）心から欲していること
こうした「悩み」に寄り添うことで、読者はストーリーに共感します。
「お客様」の日常の不満
↓
「お客様」の不満の原因
↓
原因を取り除く提案
↓
「お客様」が手に入れられる理想的な未来
このように、お客様を主役に、
「お客様の悩みが取り除かれるストーリー」を描いてあげることで、
共感を生み出すことができます☆
先ほどの例も、主役を「自分」から「お客様」に書き換えれば…
しっかり共感されるストーリーに生まれ変わります。
ビジネスにストーリーを活かすなら…
主役は「お客様」
これが、シンプルなたった１つのポイントです。
あなたが描くストーリーの主役は誰でしょう？
その人の悩みはなんでしょう？
このポイントを掘り下げ、共感を生み出すストーリーを描いてみませんか？
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アラヤ ノブトシ
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