テレビはあまり見ない僕ですが、毎日ほぼ欠かさず見ている番組があります。
NHKの連続テレビ小説「まれ」です。
主人公 まれがパティシエになる話なんですが、
毎回、「誰に?」を考える大切さを教えられます。
「まれ」を見てる人はいますか?
今日は、コンセプト創作する目線から、「まれ」を見てみましょう!
★★★
先々週「妻から離婚を迫られているビジネスマン」が登場しました。
その人は、まれに「妻を喜ばせるオリジナルケーキを作って欲しい」と依頼します。
早速、レシピを考え始めるまれ。
(彼女が修行するケーキ屋は、伝統的なフランス菓子がウリです。)
ところが、依頼主はまれの提案にいまいち満足していないよう。
よくよく話を聞いていると、
依頼主は、漠然と妻を喜ばせたいと思っていたけれど、
妻は「素朴で庶民的な味」が好みなのかもしれないと気づいたと言うのです。
そこでまれは、とびっきり庶民的な、駄菓子がくっついているケーキを考えます。
そのケーキは、離婚の危機にあった夫婦を心から感動させ、
夫婦仲を復活させたのでした…(めでたしめでたし)
★★★
このエピソードから、「誰に?」を考えることの大切さがわかりますよね。
ケーキで喜ばせる=「何を?」×「どのように?」の発想。
喜ばせる相手である妻が、何が好きで、本当には何を求めているか。
「誰に?」が抜け落ちていたのです。
これ、お料理教室でも同じことですよね。
自分はイタリアンのプロだから、イタリアンを教える!
その発想はOK!
でも、「誰に?」教えるのかは明確なのか。
その相手は、本当には何を求めているのか。
深く発見していないと、相手を感動させるレッスンは作れないでしょう。
キラー・コンセプトを考えるなら、「誰に?」が欠かせません。
あなたは、誰を喜ばせたいですか?
誰を心から感動させたいですか?
一度立ち止まり、「誰に?」を考えてみましょう。
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アラヤ ノブトシ
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