「今、どうするか」より「将来、どうなるか」の方が大切だ
そう思いませんか?
今、食える仕事を探す
今、働きやすいキャリアを築く
それはもちろん大事。
ですが、20代・30代の人にとって、
「未来」を見据えた働き方を考えることは、本当に大事なことだと思います。
特に、ビジネスを生み出す起業家にとって、
どこを見て進むかは欠かせないテーマです。
2045年
大学3年の時、僕はとある劇をつくりました。
「Comic Potential」(コミック・ポテンシャル)
という、アラン・エイクボーンの脚本を舞台にしたのです。
この脚本、冒頭にこんなことが書かれています。
脚本の冒頭には舞台設定が書かれているものなのですが…
そう遠くない未来。
社会は変わったが、「人間性」は変わらない世界。
これが舞台設定。
コミック・ポテンシャルは、
TVドラマの撮影スタジオが舞台。
スタッフだけが人間で、役者はアンドロイドにとって変わられている。
そこに、脚本家志望の青年がやってきて、
「笑いのセンスがわかるアンドロイド」=JCと出逢い…
そんな筋書きの劇です。
脚本には具体的な年号は書いておらず、
そう遠くない未来。
社会は変わったが、「人間性」は変わらない世界。
とだけ書かれていました。
大学3年当時は、深く考えていなかったんだけど、
この未来像って、ものすごく的を射ていると思います。
ちなみに、大学3年だった僕らは、
時代設定を2045年に起きました。
当時の自分たちが還暦を迎える年が2045年だったからです。
大学生の視野でしかなかったけど、
2045年の未来像を考え議論した、あの頃が懐かしい。
そして、当時考えたことは、今の自分に影響を及ぼしている気がします。
変わらないもの
テクノロジーがどれだけ進化しても、
社会がどれだけ変化しても、
「変わらないもの」は何なのか?
このポイントについて考えておくと、
未来においても必要とされるビジネスが生まれるはずなのです!!
例えば…
仕事のあり方
雇用のあり方は変わります。
年功序列、終身雇用はなくなる。
石の上にも3年という考え方もなくなる。
副業も転職も、当たり前になる。
こうした変化は目に見えている。
一方で、変わらないものは?
「やりがい持って働きたい」
「時間や場所に縛られたくない」
「続けられる仕事をしたい」
こうしたニーズは変わらないはず。
こうやって変化するもの/しないものを考えると、
採用のあり方も変わります。
新卒を一括採用するという当たり前は変わるべき局面なんですよね。
それに、これまでの仕事を前提とした「自己分析」は何の役にも立たない。
人々の変わらないニーズに、どうやって訴えかけるかを考えないと、
人材は確保できなくなるのですね。
また、こんな時代だからこそ、歴史に学ぶって大事だと思う。
と、いうのも、歴史は過去の人間がどう生きたかの記録だから。
その当時と今の違いを学ぶより、
今も昔も変わらないものが、歴史を学ぶことで明確になるのです。
例えば、「アート」
これって、今も昔も変わらず、人の心を惹きつけます。
星を見て、星座の物語を考えた古代の人のイマジネーションはすごい!
また、ルネサンスもビートルズも…「時代に風穴をあける役割」をアートが担ってきています。
あるいは、「男女間の関係性」
かぐや姫
虞美人
ロミオとジュリエット
人が人を愛するのは、人間の変わらぬ性(さが)であり、
時に人を感動させたり、人を絶望させたり、戦争の引き金になることもある。
これは、変わらぬ価値観です。
歴史を振り返ると、
こうした変わらない人間の性質がわかる。
そこにうまくアプローチすることが大切なんですね。
何が言いたいかというと…
未来をとらえつつ、ビジネスをつくろう!キャリアを築こう!ということを伝えたい。
そして、あなた個人の変わらぬもの=コンセプトのある人生を提案したい。
それが今日のポイントです。
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