セミナー冒頭でマイブームを話してもらう理由
僕は、セミナーや朝活では、自己紹介の時間を設けます。
その時、話してもらうことは大抵この4点。
1:お名前
2:どちらから来られたか
3:お仕事内容
4:最近のマイブーム
その人の情報を知るうえでは、1〜3の情報だけで十分。
ですが、あえてマイブームを話してもらうのには理由があります。
それは…マイブームを話す中に、その方の人となりが見えるから。
例えば、サービス精神。
初対面同士なので、自己紹介ではあまり多くを語りたくないもの。
(僕は人見知りなので、無難に終えたいタイプ)
一方、サービス精神旺盛な方は、自己紹介の時点でサービスしてくれます。
1分程度の自己紹介の時間で、良い情報を提供してくれるのです。
「最近のマイブームは、ブックカフェ巡りです。」
で終わらず…
「最近のマイブームは、ブックカフェ巡りです。
心斎橋周辺なら、ブルックリンパーラーが面白いですよ。
海外の小説や、旅の本が読めるので、海外好きは是非どうぞ。」
(ブルックリンってこんな雰囲気らしい↑↑)
ここまで伝えてくれると、ありがたいですよね。
良い情報をありがとう!ってなります。
サービス精神旺盛なのが伝わりますよね。
さらには、この人コーヒー好きか!旅好きか!と、
その人が見えてくるのです。
これが、伝わるということです。
コトバで伝える前にすべきこと
今日のテーマは、「コトバで伝えるということ」
最近、伝え方の魔法だの、伝える技術だの、
「文章術」に関する本がたくさん出ています。
が、それを読んでも、コトバで伝える力は上がりっこないと思っています。
なぜって、
コトバで伝えるって、フレームワーク(文章の型)でどうこうなるものじゃなく、
「独自の視点」と「自己理解」が大事だから。
この辺りのことって、本にはほとんど書かれていない。
この2つのポイント抜きで、文章力は上がりっこないんです!!
例えば、
マイブームを話そうと思うと、こういうことを考えないといけない。
・話すテーマ(テーマ)
・テーマのどのポイントについて話すか(ポイント)
・そのポイントを、どういう切り口で切り取るか(切り口)
少なくとも、「伝えようとしているテーマ」について、
これだけの自己理解をしていないといけないのです。
自己理解ができていないとどうなるか?
コトバが薄っぺらくなります。
最近のマイブームは…え〜と…
強いて言うと、ジョギングです。
・
・
・
以上です。
意識していないと、こんな感じになります。
個性がなくて面白くもなんともないですよね。
本当にマイブーム?と追及したくなります。
一方、自己理解ができていたら…
ジョギングが好きな理由は…
・1日のリズム作りになることだなぁ とか、
・体力がつくと、自分に対する自信が増すからかなぁ とか、
・近所に何があるか知れて、思わぬ発見につながるんだよなぁ とか、
独自の切り口を示せます。
こうやって具体的に話すと、
その人なりの視点が伝わって、面白いんです。
これが、コトバで伝える最初の一歩。
伝える前に、「独自の視点」・「自己理解」が不可欠なんです。
コトバで伝える力を高める初歩的トレーニング
最後にトレーニング方をお伝えしましょう。
コトバで伝える力を高めるため、最初にすべきは…
「好きなことを好きな理由」を考える
これです!
好きなことって、好きという以上に深く考えなかったりするんですよね。
例えば、
ワンオクが好き
スタバが好き
京都が好き
大阪が好き
うどんよりはソバが好き
浜ちゃんよりもまっちゃんが好き
探偵ナイトスクープが好き
ヨガが好き
スイーツの食べ放題が好き
旅行が好き
ハワイならオアフ島よりハワイ島が好き
・
・
・
こういう「好きなこと」をなぜ好きか、1段階だけ深く考えるのです。
これが、コトバで伝える力をつける第一歩。
試しに、やってみましょう。
あなたが好きな食べ物は?
今、パッと思い浮かんだことについて、
好きな理由を考えてみましょう。
その理由には、どんな「独自の視点」が含まれていますか?
このトレーニングを続けると、コトバで伝える力は高まりますよ!
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アラヤ ノブトシ
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