学歴は全てではないが、大学受験はあっていいと思う
「大学受験」と聞いて、どんなイメージがわきますか?
点数至上主義・断固反対!
テストの点で人間が測れるものか!
東大?京大?一橋?
早慶上智?
大学のブランド力で人生が決まって良いものか!
うん。
僕もそう思います。
こうした考えには同意します。
ここで、ちょっと怖い話。
僕の知り合いに人事系の人がいるんですが…
リクナビの説明会の告知って大学名でソートをかけれて、
募集状況をコントロールできるんです。
例えば、
A大学の人に対しては、「募集中」
B大学の人に対しては、「満席」という風に。
大学で差別してけしからん!
と、思いますか?
僕が採用担当者だったら、
「便利な機能をつけてくれてありがとう!」と思います。
大学のレベル=人間のレベルではないけれど、
大学のレベルによって、いくつかの資質は見えるんじゃないかなと思うのです。
そもそも大学受験はどういう機会か
どいういうことか。
僕は、大学受験は、
「工夫する力」
「目標達成力」を高める機会だと考えていました。
(もともと知的好奇心が異様に高いので、受験に適した特性ではありましたが)
例えば…
僕はもともと地元・北大の教育学部志望でした。
受験勉強の目標は、当然、北大合格!です。
北大の場合、
センター試験の配分が高い。
さらに、センター試験の各教科の評価比重は
国数英>生物化学・地歴>公民 の順。
ここまでわかれば、自ずと作戦は決まってくるんです。
まず、国数英の穴をなくすのが先決。
次に、
生物or化学 のどちらか
地理or歴史 のどちらかを捨てる。
(僕は生物と地理を選択)
それから、公民は優先順位最下位でOK。
こうやって、目標を達成する戦略を考えるのです。
それから、勉強法の工夫。
どうすれば、一番楽に成果を出せるか?
試行錯誤して、自分のスタイルを作る!
僕の場合は、センター試験の過去問や模擬問題をひたすら解いていました。
4択だからクイズ形式で面白いし、
解き終わって回答と解説を読むと、頭に入って次から間違えなくなる。
問い→思考→答え(フィードバック)
この流れって、脳を働かせやすいんですよね。
だから、効率が良い。
もしも、参考書を端からばーっと読もうと思うと、
どこがポイントかわからんから、
頭に入りにくいわけです。
もちろん、休憩のはさみ方とか、隙間時間の使い方とか…
工夫できる要素はいくらでもあります。
学校の英語の授業中は、ひたすら単語帳(ターゲット1800?)をやってましたね。
これも、自分なりの工夫でした。
体験談ばかり書いてしまいましたが…
受験は、工夫する力の勝負。
こういう点で、受験はあって良いかなと僕は思います。
ちなみに、早稲田の友人は、工夫の達人が多かったですね。
舞台を作っていて、大道具で自動ドアを作ったんですが、
後輩たちは工夫に工夫を重ね、
見事な自動ドアを作っていました。
(滑車を使い手動で、自動ドアっぽく開閉する仕組み)
工夫する力は、キャリアづくりのいろんな局面で活かせる力だと思います!
いろいろ書いてきましたが、
あくまで、こういう点では!ですよ。
一番大切なのは、入った学校で何を学ぶかなのは言うまでもありませんし、
大学は人生のほんの数年であって、
どんな人生にもしていけることも、言うまでもありません。
ただ…工夫する力のブートキャンプに受験は使えるというのが、強調したいポイントでした〜
余談〜オランダの場合
ちなみに、成熟社会オランダでは、日本式の受験はありません。
抽選で決まるらしいです。
もちろん、まるっきりの抽選ではなく、
東京フレンドパークのダーツのように、
それまでの成績上位者は、当たる可能性が高い(たわし的な倍率)
成績が低い人は、当たる可能性が低い(パジェロ的な倍率)
そういう当選度の割り振りがあったうえで、
最後は抽選なんだとか。
日本のシステムと比べ、平等なような不平等なような…
あなたはどちらが良いと思いますか?
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