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企画コンセプトの作り方。

新しい企画を生み出すにしても、

既存の企画の切り口を変えるにしても、

「現在の選ばれる理由の延長」を意識するのは大切。

当シリーズの3話目は、このポイントについてお伝えしましょう!

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現在のお客様は、何に満足してくれているのか?

企画コンセプトを作る

こう考えると、ついつい「真新しいこと」を考えようとしがち。

新規プロジェクトチームを組み、潤沢な資金を投入できるならまだしも、

限られた資源の中で企画を生み出すのなら「真新しいこと」をやるのは、大きなロスになってしまいます。

企画を発想する土台として、

「現在の選ばれる理由」の延長線上に企画を発想していくのが効果的です。

 

どうすれば良いかと言うと…

「80:20の法則」を意識!

既存のお客様のうち、8割の利益を生み出すお客様層を特定

そのお客様は、あなたの何に価値を感じているのかを分析

(選ばれる理由を明確にする!)

価値・選ばれる理由を軸に、コンセプトを発想

この流れが、コンセプト力強化につながります。

コンセプト=ブレない戦略テーマ

と、いうのも…

コンセプトは「一言で表せるブレない戦略テーマ」

ブレない強い軸であるべきなんです。

時流を見て、

新しい企画の必要性を感じ、

新しい市場に取り組もうとする。

タイミング的に、売れるものを売る。

こうしたアプローチが悪いとは言いません。

が、

それって、本当にあなたが取り組むべき仕事なのでしょうか?

例えば、「新電力」

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電力自由化により、様々な企業が電力事業に参入しました。

選択肢がわーっと増えましたね。

日本全国に800社もあるそうです。

既に一般家庭と強い結びつきをもっていて、アプローチが容易。

そんな強みをもっている企業であれば、この流れに乗ってOKだと思いますが…

全く新たなオペレーションを築く必要がある企業は、

果たしてうまくいっているのでしょうか?

全く新しい軸を育てるよりも、

既にある強みの延長線上に、新しい企画コンセプトを描く。

これがあるべき姿。

僕はそう思います。

価値・選ばれる理由を軸に企画コンセプトを描く

現状を再度見渡し、明確になった「選ばれる理由」

これが、時間をかけて育ってきたコンセプトの種です。

この種を、新しい切り口で開花させると、魅力的な企画コンセプトになります。

例えば…歌舞伎。

近年、現代的なテーマと組み合わされ、新しいエンターティメントとして、脚光を浴びています。

こんな感じ>>スーパー歌舞伎Ⅱ〜ワンピース 

江戸時代の人が観たらびっくりするでしょうね!

この企画コンセプトが、ヒットにつながったのはなぜか?

歌舞伎が長年培ってきたコンセプトをブラすことなく、

新しい企画に生まれ変わらせたから。

歌舞伎のコンセプトは、

「男たちによる、演劇・舞踊・音楽の総合エンターティメント」

演者には歌舞伎のDNAが綿々と受け継がれているんですね。

このコンセプトはブラすことなく、新しいテーマ性と結びつけた!

もともと支持されてきた価値を、よりわかりやすく伝える企画だったので、

成功しているんですね。

もしも…歌舞伎がコンセプトを見失い、

秋元 康プロデュース・AKB歌舞伎みたいな企画だったら…

歌舞伎の権威は失墜ですね。

(AKBファンは喜ぶかもしれないけど…)

一時のブームで、永続的なヒットにはならないことでしょう。

 

まとめ

新たな企画コンセプトを生み出すなら、

「現在の選ばれる理由」の延長線上に企画を発想していくのが効果的です。

これが今日のポイント。

綿々と育ててきた軸をしっかり意識して、

切り口を変えていく。

そうすることで、時代は変わっても、

選ばれ続ける企画コンセプトが生み出せますよ。

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アラヤ ノブトシ

C&Pプロデューサー・アラヤ ノブトシ 《強いコンセプト》×《魅せるパッケージ》でシンプルに売れる企画をつくります。 プロデュースは最短120分からできます。