企業の存在理由ってとても大切ですよね。
スターバックスなら「第三の場所を提供する」がそれ。
存在理由が明確で、その存在理由が世間に受け入れられるものなら、
企業は存続していく。
そういうこと。
ただ、この当たり前には前々から違和感があった。
こないだとある勉強会に参加したことで、考え方がクリアになったので、ちょいとシェアしたいと思います。
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「仕事をいらなくする」ことを考える
その勉強会には、政界の方や、医師、弁護士、2代目社長、教師、大工、飲食店経営…と様々な方が参加していました。
その中で出てきた話題が面白かった。
社会の弊害は、「仕事を残そうとすること」が原因な場合が多い。
官僚の天下りもそうだし、医療分野もそう。
新薬が必要とされるように、新しい病気が生み出されたりもする。
本来目指すべきは、「病気がなくなり、医者も薬もいらなくなること」
そこに向かって動くことが、本当の仕事ではないか?
困りごとの解決にお金を払う。
それがビジネス。
そのため、ビジネスが存続するには、困りごとも存続しないといけない。
???
考えてみると、これって不思議な関係性ですよね。
弁護士が必要なのは、仲裁すべき争いがあるから。
医者が必要なのは、治すべき病気があるから。
それぞれ、大切な仕事ではありますが…
最も素晴らしいのは、争いや病気がない世の中。
そのために動こうよ。
これって、仕事の真理だと思います。
WEBの世界に当てはめると…
これは、自身の業界に置き換えて考えるべきテーマです。
例えば、WEBの世界なら…
これまでの業界の常識は、「ホームページを作るには費用がかかる」でした。
専門性を持ったホームページ屋が、数十万円の制作費で請け負っていた。
困りごとは「自分では作れない」
この困りごとを消し去ったのが、
ペライチやwixといった、無料ホームページ作成サービス。
操作がシンプルで、非常に便利。
僕もサクサクサイトを自作しています。
このサービスが広がると…
ホームページ屋は困るかもしれない。
けれど、世の中の人は、より気軽にホームページを持つことができます。
仕事をなくす発想が、ヒットビジネスになるんです。
起業コンサルは「なくなれば良い仕事」
この視点で考えると、新しい発想が湧いてきますね。
例えば、「起業のコンサル」なんて、僕はいらなくなれば良いと思ってます。
だって…
50〜100万円ものお金をかけて起業コンサルに参加しないと起業できない!って、
おかしくありませんか?
参加する人の困りごとって、
「これまでサラリーマンだったけど、独立したい。」
「そのための、ノウハウを学びたい。」
ですよね。
でも、必要なノウハウって、本やセミナーや、
起業家の先輩と話すことで集められる。
高め合える環境が欲しくて参加するパターンもあると思うけど、
その参加費に100万円も要りますか?
100万円を初期費用に充てれば、起業できちゃいますよね。
もしも、起業コンサルを無くすことを考えたら…
・必要なノウハウをひとまとめにしたオンラインコンテンツ
・企画づくりのお手伝いをしてくれる人
・スタートアップ時のモニターが在籍するコミュニティ
(企画のトライ&エラーができる環境)
・起業に必要な行政サービスを一手に引き受けてくれる人
があれば良い。
コンテンツの企画づくりは、数ヶ月もいらないですよね。
1〜2回のミーティングで試作をつくり、
あとは、テストを繰り返して質を上げる。
これが、効率的にできれば良いと思う。
やはり、「なくすにはどうする?」という目線で考えることで、
新しいビジネスの発想が生まれますね。
ちなみに、
僕は現在、集客コンサルの必要性が薄れるコンテンツを企画中です。
月々3000円ぐらいで利用できるカタチに持っていくべく進めています。
進んできたら告知させてもらいますね。
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