就職活動時代、何を考えていましたか？
大学へ進むのが当たり前な世の中。
高校を出て、大学に行き、ある時気がつく。
「社会に出て何がやりたいんだろう！？」
日本って不思議な国だと思いませんか？
「働くとは何か？」
「どんな仕事を選ぶべきか？」
一番大切なはずなのに、学校ではそのことについてろくに教えてくれません。
オランダやデンマークのような成熟社会では、
子供達は１２歳の時点で進路を考え始めます。
それにくらべ、日本って…
とは言え、日本の教育のあり方に文句を言っても仕方ありません。
与えられた環境を踏まえ、「人生」をよりよくする方法を探っていかねばならないのです。
ここでも大切なのは「企画力」
自身の人生を企画する＝最大のプロジェクトです。
《人生を企画する》
このシリーズでは、「働くとは何か？」を軸に、
人生に企画という視点を持ち込んでみましょう。
ここで、あなたに質問です。
就職活動時代、何を考えていましたか？
多くの方の経験談を聞き、企画のあり方をまとめていきたいと思います(^ ^)
「国」レベルで考える
僕の場合…大学で専門性のある勉強をしていたわけではありませんでした。
（映画や演劇について勉強していましたから…）
そのため、就活のタイミングを迎えた時点で、「これを生かして働こう！」とはならず、、
将来のビジョンが漠然としたまま就職活動が始まってしまったのでした。
そんな中、人生を揺るがす出逢いがありました。
それは…北方 謙三先生の『水滸伝』との出逢いでした。
全１９巻の一大戦国絵巻。
読んでいない人は、今すぐAmazonで注文すべきです！
内容は…宋の末期・政治の腐敗に耐えかね、
人民による人民のための国を興すべく宋に対する反乱を企てた漢たちがいた。
その名も宋江と晁蓋。
彼らの元には、志を共にする１０８人の豪傑が集い、
梁山泊という砦が築かれた。
理想の国を造るため、豪傑たちは剣を振るう！
詳しくは読んでください。
その本を読んで、僕は震えました。
一つ一つの個性が結びつくと、国をも倒すパワーが生まれるのか！
人の力ってすげぇぇ！！
この本を読んだことで、僕の視点は「国」を考えるようになりました。
日本をよりよくするには？
やっぱり教育だよなぁ。
けれど、教師になるのは違うよな。
それなら、教育産業に行くか？
ベネッセか？
いや、それも違うだろう。ビジネス軸すぎる。
う〜ん…。。
そこで、僕の脳裏に、あるアイディアが浮かびます。
「そうだ！まずは日本を知ろう。」
日本を知るには？
そうなのです。
小中高大と教育を受けながらも、日本を知らないと思ったのです。
この国が、一体どんな風に動いているのかを知らずに、
日本を変えようとするのは違うと思ったのです。
そこで、日本を知ろうと思った。
それには、海外から日本を見る視点を養う方法が一つ。
そして、日本社会の屋台骨・製造業に飛び込む方法一つ。
製造業の親玉は…自動車産業だよなぁ。
両方を兼ね備えているのは…世界のHONDAだっ！
これが、僕がHONDAにエントリーシートを送るまでの思考プロセスです。
その当時は、企画の目線はこれっぽっちも持っていませんでしたが…
こうして振り返ると、拙いながらも目的から考えていたのですね(^-^;
HONDAにエントリーシートを送った時点で、運転免許は持っていませんでしたが、
「免許持ってないけど、なんで？」という質問を、
「大学生活最後の楽しみにとってあります。」というキレのある答弁で躱し…内定をゲットしたのでした。
結果的に、HONDAでは、部品を仕入れる部署で働くことができ、
圧倒的に見えました！
日本を支えるモノづくり産業の構造が！！
そして、日本の産業構造のあり方は大きく変化せざるを得ないと悟った結果、起業へ踏み切ったのでした。
こう振り返ると、人生を企画するって本当に大切ですね。
今は、未来につながっている。
それなら、未来から逆算した今を生きた方が、
理想の未来へ近づきやすいのですから。
次回は、HONDAで働いて学んだこと、気づいたことについて振り返ってみようと思います。
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