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<ナポリタンが美味しそうに思える理由>

「喫茶店のナポリタン」

この言葉を聞くと、ふわっとイメージが浮かびますね。

スパゲッティと玉ねぎ、ピーマン、ベーコンをケチャップソースで和え仕上げに粉チーズ。

お馴染みの「ナポリタン」を想像するのではないでしょうか。

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何を隠そう、麺類大好きの僕。

6日前のランチは喫茶店のナポリタンでした。

注文の決め手は、メニューのキャッチコピーです。

【不動の一番人気・ナポリタン】

メニューを見た瞬間に決めていました。

味は、想像通りのナポリタン。

期待との誤差はゼロでした。

 

美味しく完食し、ふと考えたのが今日のテーマです。

タイトルは真新しさを求めがちだけど、

本当にそうなのだろうか?

こんな疑問が頭に浮かんだのです。

人に一瞬で共感されるタイトルをつくるための

大切な視点について深掘りしましょう!

 

<USPが奇抜すぎる?>

突然ですが…

USPという言葉をご存知でしょうか?

・WEBで集客をしよう

・独自の強みを発信しよう

一度でもそう考えたことがある方なら耳にしたことがあると思います。

USPとは…

しばしば「独自の売り」と表現されます。

僕は「お客様への究極の約束」とお伝えしています。

初めて聞く言葉だ!という方には、下の記事がオススメです。

→【USPの基礎的な解説はこちら

 

USPは大切です。

様々な情報が溢れているので、

お客様に選ばれるには、独自の強みを打ち出す方が良い。

・他にはない強みが伝わる

・一言で端的に伝わる

・インパクトのある言葉で伝わる

こうした工夫も大切です。

 

が、いざタイトルに落とし込もうとすると…

「とってつけた感」が出ているケースが多い気がします。

 

・落ちこぼれゼロを目指す受験必勝アドバイザー

・大阪で一番走り回る損害保険代理店

・あなたのコンプレックスを一瞬で強みに変える

逆転発想コンサルタント

…etc

他との違いを出そうとして、

特長をどんどん加えていくと…

メリットがイメージしにくいタイトルになってしまうようです。

 

商品のタイトルの場合、

マクドナルドがこんな商品を開発していましたね。

ーーーーーーーーーー

バター風味の北海道産じゃがいもと、濃厚で味わい深い北海道チェダーチーズが特長のビーフハンバーガー

【北のいいとこ牛(ぎゅ)っとバーガー】

ーーーーーーーーーー

商品名を消費者から募集するという試みは斬新でした。

が、奇抜だけど美味しさがダイレクトに伝わらない。

僕はそう感じます。

 

奇抜さや他にはないインパクトを狙うことはOKです。

ただ、お客様目線に立った時、

本当にインパクト重視で良いのでしょうか?

そう考えていた矢先に出逢った喫茶店のナポリタン。

共感されるタイトルのヒントを与えてくれました。

 

<タイトルの目的は「共感」>

そもそも、タイトルの目的はなんでしょう?

それは、共感です。

「あっ、なんか良さそう」

こう思わせ、注目してもらうことが目的ですね。

この時に大切なのは、

「お客さんは何を考えながら、このタイトルを目にするのだろう?」という視点だと思うのです。

喫茶店のナポリタンの例で言うと…

喫茶店に入った時点で、メニューに対するお客様のニーズは限定されています。

・飲み物→飲んで時間を潰す

・軽食→サクッと食べて小腹を満たす

大雑把に言うと、ニーズはこの2つでしょう。

であれば、お客様は食事に対して多様なニーズは求めていないことがわかります。

洋食屋やファミレスではなく、

自ら喫茶店を選んでおきながら、

「なんでこの店にはパスタが1種類しかないんだ」

「サンドイッチだけじゃなくボリュームあるメニューも用意しておけよ!」

と、怒るお客様はいないでしょう。

なぜなら、喫茶店に入った時点で、

食事メニューは充実していないイメージを持っているから。

あったとしても、

「ナポリタンかサンドイッチかホットケーキってところだろう」

お客様の頭の中には、すでにこうしたイメージが出来上がっているのですね。

 

僕が食べた【不動の一番人気・ナポリタン】

このメニューが不動の一番人気なのは、

実は、他に選択肢が無いからなんです。

だからこそ、お店側としては迷わずナポリタンをオススメする。

客も食べるなら迷わずナポリタン。

あれもこれも伝える必要は無い。

ベタに【不動の一番人気・ナポリタン】と

名付けるのが正解なのです。

 

<すでにあるイメージを活用しよう!>

ここまでのポイントをまとめます。

・他との差別化を意識し過ぎると奇抜なタイトルをつけがち

・タイトルの目的は<共感>

・奇抜なタイトルよりも、

お客様がすでに持っているイメージと重なる

「ベタなタイトル」が響く場合もある

 

タイトルを考える時、

あれこれ付け足して長くなってきたら要注意。

あるいは、真新しさを意識しすぎて、

カタカナばかりが並ぶタイトルも要注意。

お客様が価値をイメージできない可能性があります。

価値が伝わるなら、「ベタ」でOK!

見た目のカッコ良さよりも、

お客様へ伝わること、

お客様の<共感>を優先させましょう!

 

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アラヤ ノブトシ

C&Pプロデューサー・アラヤ ノブトシ 《強いコンセプト》×《魅せるパッケージ》でシンプルに売れる企画をつくります。 プロデュースは最短120分からできます。