「木を見て森を見ず」な文章術
世の中には様々な文章術があります。
あなたも、本を読んだことや講座に参加したことがあるのでは?
・ロジカルライティング
・ピラミッドライティング
・シンパシーライティング
・6分間文章術
・1分間文章術
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文章が苦手な人にとって、「コトバで伝える」ということは、大変な作業でしょう。
そのため、いつも探している。
「最高なメソッド」を!!
書店に足を運んでは、これはいいぞ!と思える本を手に取り、
数ページめくり、
テンプレートがあれば試してみて…
結果、目に見える成果を得られず「やっぱり文章は苦手だ…」と凹む。
そんな経験ありませんか?
僕はあります。
日々、SNSでの情報発信をしており、
コンサル生の文章を添削している中で、
はっきりと見えてきたことがあります。
それは、文章力には原則と公式があるということ。
その原則・公式を知らず、表面的な「やり方」を探すので、
結局、変わらないのです。
この状況、「木を見て森を見ず」と言います。
格言はいつも的を得ています!!
今日は原則と公式をざっと紹介しましょう。
【原則】
原則1:文章は「目的」ありき
原則2:文章は「インサイドアウト」
原則3:文章の価値は「現場」にある
原則4:文章の面白さは「その人らしさ」にかかっている
原則5:文章の価値は「書く前に8割」決まっている
原則6:文章スキルを磨くには「正しい努力」が必要
原則7:社会のあり方に応じて、文章のあり方も変わらなくてはならない
各々について、追記していきます。
ざっくりと言うと、書き方よりも、「なぜ書くか」と「何を書くか」が圧倒的に大切だということです。
世の中に溢れる文章術をどれだけ学んでも成果が得られないのは、
「書き方」に注目しすぎているから。
結局のところ、書く前に勝敗は決まってしまっているのです。
この原則を知るだけで、あなたの文章は変わり始めます。
本棚に眠る文章術の本も、「目的」に応じて使いこなせるようになります。
原則を1つ1つ落とし込めば…あなたのコトバのセンスは飛躍的に高まります。
【公式】
文章には覚えておくべき公式があります。
1)価値を届ける公式(バリューシフト)
コンセプト力✖️フォーカス力✖️アウトプット力=バリュー
これは、どんな目的で書くにしても共通する、基本の公式です。
コンセプト力 =なぜ書くか・誰として書くか
フォーカス力 =誰に対して・何を書くか
アウトプット力=どう書くか
これまでの文章術がなぜ効果を発揮しなかったか。
この公式に当てはめると説明がつきます。
コンセプト力✖️フォーカス力✖️アウトプット力=バリュー
アウトプットにばかり気を取られ、コンセプトやフォーカスがおろそかだったので、伝わらなかったのです。
また、この公式は、自身の「ミッション」を固め、
「自信」を高めるのにも役立ちます。
それまで、自信の価値に気づいていなかった人、自信を持てなかった人でも、
コンセプト力を磨き、フォーカス力を高め、的確なコトバにアウトプットすると…
価値の転換(バリューシフト)が起き、圧倒的な魅力・自信を得ることができます。
本人にそんな変化が起きるので、当然文章の輝きが増します。
2)人を動かす公式(スナイパーライティング)
共感✖️驚き✖️ご招待=行動
次に、人を動かすための文章の公式。
集客をするにも、販売するにも、この公式が有効です。
(※セールスライティングは、この分野の文章術です)
もっと言うと、
ブログのリンクに飛んでもらう、
メルマガに登録してもらう、
記事をシェアしてもらう…
読み手に何らかの行動を促すには、この公式が効果的です。
コピーライティングには、様々な型があります。
PASONAの法則、AIDMAの法則、QUESTフォーミュラ…いろいろありますよね。
そうしたテクニックを使いこなせれば素晴らしいのですが…
これって相当な高等テクニックです。
それに、ブログのリンクに飛んでもらうために、
毎回PASONAで書いていては、時間がいくらあっても足りない。
読み手にとっても負担になります。
人を動かすための公式はシンプル。
この3つで、人は動き出すのです。
・共感(解決すべき悩みを共有し、共感のフックをかける)
・驚き(心を動かす)
・ご招待(行動を促す)
この記事のまとめに一言。
文章センスは磨くことができます。
誰のために、何のために、どうやって書くのか。
目的に応じて、文章が変わることを知っておくだけで、
文章は力を持ち始めます。
原則を知り、公式に沿って生み出す!
これは「やり方」ではなく、美味しい料理を作るためのルールと同じです。
一生ものの文章力を磨いていきましょう!!
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