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「あさが来た」おもしろかったです!

NHKの連続テレビドラマ・「あさが来た」

4/2(土)に爽やかな最終回を迎えました。

スクリーンショット 2016-04-04 11.09.20

主人公のあさちゃんの大ファンの僕としては、

放送が終わってしまうのが残念でなりませんでした!

「あさが来た」の人気は凄まじく、

平均視聴率は常に20%以上をキープ。

あさの夫の新次郎はん(玉木宏)

姉のおはつさん(宮崎あおい)

あさの盟友・五代友厚(ディーン・フジオカ)

お付きのうめ(友近)

etc…

魅力的なキャラクターが脇を固め、

どこを切っても面白いドラマに仕上がっていました。

 

連続テレビドラマ好きのわが家は、

「花子とアン」、「まっさん」、「まれ」と

欠かさず見続けているのですが…

どれも中だるみする時期があったのです。

ところが、「あさが来た」にはそれがありませんでした。

一貫してあさちゃんのファンであり続けられた。

それはあさちゃんが魅力的に描かれていたからです。

では、その秘訣は何でしょう?

 

それは…ストーリーに「2つの軸」があったから。

そして、

「2つの軸の原点」がしっかりと描かれていたからです。

この視点から魅力的なストーリーの描き方を解き明かします!

 

実業家・あさの「原点」はパチパチはん

主人公・あさは、京都の豪商の生まれ。

家業は両替屋(今で言う銀行)と呉服屋でした。

お琴が上手でおしとやかな姉・はつとは正反対に、

あさは手のつけられないおてんば娘でした。

好きなことは、相撲と木登り。

そして、パチパチはん(そろばん)。

パチパチはんをマラカスのようにシャカシャカ振りながら

満面の笑みを浮かべるあさの姿はとても印象的でした。

名家に生まれたなら、女性としてのお作法を身につけ、

名家へ嫁ぐ。

それが、当時の女性の生きる道でした。

ところが、あさは好奇心旺盛で、

両替屋の仕事やパチパチはんに並々ならぬ興味を示します。

何ごとにも「なんでどす?」と興味を示し、

突き詰めないと気が済まない。

だからこそ、家業や外の世界に首を突っ込まずにはいられないのですね。

これが、「あさが来た」の軸の「原点」その1。

男勝りな実業家として活躍するあさの人生は、

幼少期に決定付けられていたのです。

「あさが来た」はあさが逆境にめげず

商いをつくっていく様子を軸に描かれます。

その原点は、第1週に描かれていたのです。

 

生涯のパートナー・新次郎はんがストーリーの横軸

「あさが来た」のストーリーの横軸は、

夫である新次郎はんとの関係です。

幼い頃から許嫁だった、両替屋「加野屋」の次男坊・新次郎。

あさにとって、

第一印象は「遊び人でちゃらんぽらん」でした。

が、あさのチャレンジを支える懐の広さや、

筋を通す時はきっちり筋を通す男らしさに、

あさはどんどん惹かれていきます。

結婚後も、その関係はどんどん深まり、

人生のパートナーであり続けるのです。

あさと新次郎の関係も、第1週で描かれます。

 

商いの原点・パチパチはん

人生の原点・新次郎はん

 

この原点を土台に2つの軸がしっかり描かれた。

それが「あさが来た」が最初から最後まで、

変わらず魅力的であり続けた理由でしょう。

 

ストーリーの軸は2本!その理由とは?

 

ところで、ストーリーの軸はどうして2本あった方がいいのでしょう?

それは、軸が2つあることで、

軸が1つの時よりも、幅広い人へ共感を生み出せるから。

そして、ストーリーを深く描けるからです。

例えば、「あさが来た」が商売人あさの生涯だけにフォーカスしていたら…どうでしょう?

寝ても覚めてもそろばんにかじりつき、

お金儲けに明け暮れる。

こんな主人公だったら、

メインの読者である女性は共感しにくいですよね。

そこでもう一つの軸、新次郎はんとの関係性が生きてきます。

「あさを支える新次郎さん…素敵♪」

「こんな旦那、どこかにいないかしら♪」

と、共感が生まれるのです。

さらに、新次郎はんの支えがあるから、商いも頑張れる。

と、商いをやる理由がより明確になります。

軸同士が交わり、ストーリーに深みが出るのですね。

「あさが来た」は、2つの軸があるからこそ傑作となりました。

「パチパチはん」×「新次郎はん」

どちらが欠けてもダメなのです。

 

この視点から他のストーリーを見てみると、

名作はどれも2つの明確な軸で描かれていることがわかります。

少女の自立×淡い恋=魔女の宅急便

殺人事件の謎×容疑者を守る理由=容疑者Xの献身

悪との戦い×MJとの恋の行方=スパイダーマン

どちらの軸が欠けても、名作にはなり得ませんね!

 

個人のストーリーも2つの軸で考える

個人のストーリーを表現する時も、考え方は全く同じです。

僕の場合の軸は、

「ストーリーを生かす」×「女性を輝かせる」です。

「ストーリーを生かす」ことの原点は、

小学生の頃から文章が大好きで、遠足の作文を書くのがとても楽しかった体験。

そして、大学2年の時に、スピーチ大会で優勝したことが、

成功体験として強く残っています。

一方、

「女性を輝かせる」ことの原点は、父の教えです。

「社会の中心は女性なんだから、女性を敬いなさい」

この言葉は10歳頃から、叩き込まれています。

だからこそ、僕にとって女性を輝かせようとすることは、

とても自然なことなのです。

この2つの軸が、僕の人生には欠かせません。

 

今日は、2つの軸からストーリーを描く視点をお伝えしました。

あなたの場合、2つの軸は何でしょう?

魅力的と感じる人は、どんな軸を大切にしているでしょう?

譲れない軸を2つ、発見していきましょう!

 

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