「初耳学」を観て感じたこと
「いつやるの、今でしょ!」でお馴染みの、林 修先生が出演するクイズ番組。
「初耳学」
あなたは観たことありますか?
世の中であまり知られていない内容がクイズとして出題され、
林先生が「知らなかった」と認めれば、出題者の勝ち!という番組です。
林先生が必死に考えた末、悔しそうに負けを認める姿は、ちょっとかわいそうですが可笑しくもあります。
バラエティとして観る分には楽しいこの番組。
ただ、起業家目線で見ると…
「ものを知っていることが良いこと」という風潮が、今も根強いのかと驚かされます。
「知っている」ことの重要性が減っているのに・・・
ということで、今日のテーマは、「知識を増やすより大切なことは◯◯」です。
◯◯には、どんな答えが入ると思いますか?
知識を増やしても意味がない
答えを発表する前に、なぜ知識を増やすことの重要性が減っている理由をお伝えしましょう。
それは単純に、知識は簡単に調べられるようになったからです。
知らないことがあれば…スマホでググる。
これが、当たり前になりました。
知らないことでも、1分後には知れる。
全く知らない分野のことでも、2時間ネットで情報を集めれば…
ある程度の基礎知識をつけることができます。
最近なら…僕は「ふんどし集め」にハマっています。
ファッション性で選んでいるわけではありませんよ。
はき心地と、体に及ぼす影響を考慮して、パンツからふんどしへ切り替えを進めているのです。
股関節には、大小さまざまな血管が流れています。
それに、リンパも流れています。
当然、流れがスムーズなほど、下半身への血流が増え、疲労快復や体温上昇が見込めるのですね。
ただ、ピチピチのパンツをはいてしまうと、その流れが圧迫されます。
下半身がむくんだり、足の指が冷えるのは、「圧迫」が原因の一部と言われています。
…そこで、ふんどしなんです。
股関節を圧迫から解放すると…血流が良くなり体温が上がるんです☆
と、ふんどしについてお話ししたのには理由があります。
それは、全くのゼロからでも、10分ググればこれだけのふんどしトークを展開できることを知ってもらうためです。
10分でこれだけ語れるのだから、2時間情報収集すれば、ふんどしの専門家並みの話ができるかもしれません。
知識よりも視点を増やそう。
知識を増やしても、その差は簡単に埋められてしまう。
知っているだけでは、差別化が難しいのですね。
そんな現代に必要なのは、「知識」よりも、「視点」を増やすことです。
「視点」を増やすことで、ほかの人では気づけない新しいアイディアを見つけることや、
今はない新しい魅力を発信することができます☆
では、「視点」を増やすとは具体的にどういうことか?
人は何も考えずに生きていると、決まった視点でしか物事を見れません。
例えば…
新しいパンツを買おうと思ったら、人は迷わずパンツコーナーに行きます。
パンツというカテゴリーの中、値段、素材、デザイン性等でパンツを選ぶわけです。
下着=パンツ
普通に生きていると、決まった視点で考えがちです。
一方、視点を増やすとは?
「パンツ」の抽象度を上げるのですね。
パンツとは…カテゴリーで言うと「下着」
「下着」を選ぶという視点から考えると、ふんどしもOKという可能性が見えてきます。
あるいは、パンツについて考える視点を増やしてみます。
値段、素材、デザイン
他には?
はき心地、機能性、清潔さ、利便性、ストーリー性…
視点を広げると、パンツについて新しい見方が可能です。
例えば、「ストーリー性」に目をつけると…
バングラデシュの貧しい村のお母さんたちがジュートで作ったジュートパンツ
とか、
失われつつある伝統の藍染技術を生かした藍色パンツ
という風に、新しいアイディアを考えることが出来ます。
知識をいくら増やしても、いつもと同じ視点から物事を見ていたのでは、
これまでの延長線上のアイディアしか出てきません。
それでは、情報の渦の中に飲み込まれてしまいます(^-^;
そんな時こそ、「視点を増やす」
それが大切です。
視点を増やす方法は!?
視点の増やし方については、また改めて詳しく書きます。
今日のところは、1つだけ方法をお伝えします。
その方法とは、「抽象度UP法」
ある物事をとらえる時、一つ上のカテゴリーは何かな?と考えるのです。
ネコ→哺乳類/ペット/家族
チラシ→販促ツール/コミュニケーションツール
カローラ→車→移動手段
このように、一つ上の視点から考える癖をつけておくと…
アイディアの行き詰まりを解消できます。
あなたが取り組んでいるビジネスの場合…
一つ上の視点から見ると、どんなことが見えますか?
「知識」よりも「視点」を増やせるよう、ゲーム感覚で世の中を見渡してみましょう。
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