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「正しさ」より「好き」
「好きなこと」を仕事にするのは間違いなのでしょうか?
「好きを仕事に」という言葉からは、どこか地に足がつかない印象を感じます。
世間から見て「正しい」ことを仕事にした方が着実な人生が送れるのでしょうか?
僕は、「好きなこと」を仕事にするからこそ人に影響を与えられると考えています。
今日の記事では、
「好きなこと」を伝える言葉の力についてお伝えします!
僕は映画が好きです。
特に好きなのは、中国映画。
大学時代の卒業論文のテーマは
「中国映画の変遷と海外への影響」でした。(マニアック!!)
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1980年代から中国映画は様々な形で海外へ影響を与えてきた。
最初はエキゾチックな色彩美が世界の注目を集めた。
(チャン・イーモウ監督の『紅いコーリャン』が有名)
そして、カンフー映画で有名なワイヤーアクション技術を輸出するようになる。
中国人監督は、当時見向きもされていなかった中国映画の地位を向上させるために、
世界に対し、どんな個性を発信すれば良いかを考え、戦略的に映像化していた。
そして現在は…(と続きます)
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この卒業論文には、僕が観た30本以上の映画に関する
研究結果が盛り込まれました。
と言うとカッコイイですが、
実際には、「好きなこと」を熱く熱く文章化した内容で、評価はイマイチ。
教授の恩赦により、卒業させてもらえました。
ただ、一つ嬉しかったのは、
僕と同じく中国が好きな父に喜んでもらえたことです。
「好き」という熱意が伝わることは嬉しいですね!
言葉にも熱量がある!
このエピソードを通して何を伝えたいかと言うと、
言葉には「熱量」があるということです。
好きなことを語る時、その人の言葉には熱がこもります。
ジャパネットたかたの高田前社長のトークは「熱い」
松岡修造氏の言葉は「熱い」
人が情熱を込めて語る言葉は「熱い」と表現されます。
それは、「熱量」が高いからなのです。
言葉の名手・笑福亭鶴瓶師匠。
彼も今月発売のan・an 1997号でこう語っています。
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こいつええなって思わせてくれる相手とは、仲良くなりたいという気持ちが湧くじゃないですか。
僕はそういう魅力のある人が好きなんですよ。
男も女もね。
その気持ちって、ある種、
恋愛してるんちゃう?って思うくらいの熱量。
(中略)
好きだっていう気持ちをしっかり伝える。
熱意を持てば、気持ちは相手に伝わると思う。
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好きだという思いを乗せた言葉は「熱量」が高い。
そうした「熱量」が人に伝染するのですね!
さすが、言葉の名人・笑福亭鶴瓶師匠です!
アメトーークが面白い理由も「熱量」
「好き」を語る「熱量」の高い言葉。
体感するのに最適なのは、
『アメトーーク』の◯◯芸人です。
世間から見ると、どうでも良いと思えるテーマを、
好きで好きでたまらない芸人たちが熱く語ります。
『ガンダム芸人』
『ジョジョの奇妙な芸人』
『中学の時イケてないグループに属していた芸人』
たとえ「興味がないなぁ」と思いながら見ていても、
その「熱量」の高さに思わず引き込まれます。
トークの内容自体は、「正しさ」とは無縁で主観がたくさん入っています。
が、「好き」なことを語りたい!という「熱量」がすごい。
その中で、社会に影響を与えた回があります。
『広島カープ芸人』です。
地元広島で20%を超える番組視聴率を叩き出したのもすごいですが、
2012年の第1回放送後、
広島カープを応援する「カープ女子」が全国に広がったのもすごいです。
もちろん、アメトーークだけが、このムーブメントの原因ではないでしょうが、
起爆剤となったのは確か。
「好き」を語る「熱量」がテレビの前の人を動かしたのです。
これを言ったら伝わるかな?
社会的に認められるかな?
そうした「正しいこと」を伝えることにも価値はありますが、
あなたならどんな言葉に感動するでしょうか?
どんな言葉を聞いた時、思わず行動してしまうでしょうか?
きっと、「熱量」が高い、熱い言葉に動かされるのではないでしょうか。
「好きなこと」を語る言葉は「熱量」が高い。
その「熱量」が、人を、社会を動かすようです。
「熱量」を高める「好きなことテリング」のススメ
と、書き連ねる僕自身も、熱くなってしまいました。
ところで、とても大切なのは、
どうすれば「好き」を言葉にできるかということです。
社会で生きていると、
熱意を込めて「好きなこと」を語れる場はそう多くありません。
職場では、仕事の話が中心。
同僚やお客様の目にさらされがちです。
友人であれ家族であれ、
その場には空気空間があるものです。
いつでも自由に「好きなこと」を語るのは難しいかもしれません。
そんな中、僕がオススメするのは、
「好きなことテリング」
要は、聞き役に「好きなこと」を聞いてもらうだけですが、
これがとても効果的なのです!
と言ってもやり方は簡単。
好きなことを語る前に一工夫するだけです。
僕の場合、聞き役は妻が多いです。
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僕:「今から『キングダム』の話をするから、10分だけ聞いてもらえる?」
妻:「うん、わかった。」
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この会話を挟むことで、相手には聞く準備ができます。
そこからは、自由に「好きなこと」を話します。
すると、言葉の「熱量」がみるみる高まることに気づくはずです。
このワークをすると、言葉が「正しさ」から解放されます。
もっと熱を込めて良いんだと気がつきます。
あなたが届けたい「好きなこと」の価値。
伝えたい「好きなこと」のストーリー。
そこに「熱量」はありますか?
足りていないかも?と感じたら、
「好きなことテリング」を通して、「正しさ」から解き放たれることをオススメします。
あなたの情熱を待っている人がいますよ!
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