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発行部数5000万部突破!『進撃の巨人』とは?

映画化されたことでも話題になった、『進撃の巨人』

あなたは読んだことがあるでしょうか?

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2009年の連載開始直後から、

<人間を捕食する巨人に支配される世界>という、

衝撃的な舞台設定に注目が集まり大ヒット!

<人間と巨人の闘い>

<恐怖を前にした人間の濃厚な心理描写>

<裏で暗躍する権力同士の闘い>

見どころがたくさんある作品で、

今や全世界発行部数は5000万部を超えました!

得体の知れない巨人の不気味さに、

背筋をゾクゾクさせた方もいらっしゃるのでは?

今日は、『進撃の巨人』のヒットの理由を

<注目の集め方>という目線で深掘りしてみます!

『進撃の巨人』には、ビジネスに置き換えられる

ヒントがたくさん眠っていますよ(^-^)

 

『進撃の巨人』はインパクト勝負の漫画なのか?

『進撃の巨人』の連載開始直後、

僕はその漫画の存在を、友人からこのように知らされました。

ーーーーーーーーーーーーーーー

友人:「この漫画、巨人がやばいから読んでみて!」

僕:「え?巨人がなんだって?」

友人:「巨人が、人間を食べちゃうの。やばいでしょ!?怖いけど、続きが気になっちゃうんだよね…」

僕:「何それ!怖い話?」

友人:「いや、戦うんだよ、巨人と。でもとにかく強くてやばい」

僕:(やばいしか感想が出てこないなんて…一体どんな漫画なんだ!?)

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

タイトルが『進撃の巨人』ですから、

巨人が出てくるのは想像がつきますが、

「人間を捕食する巨人」という設定に衝撃を受けたのを覚えています。

しかも、漫画の表紙イラストには、得体の知れない巨人!

1巻をパラパラめくると、

強大な巨人に抵抗虚しく蹂躙される人間が描かれます。

 

「なんて衝撃的な作品なんだ!」

とにかく世界設定と描写に度肝を抜かれた。

 

それが僕が最初に受けた印象でした。

僕と同じように、

『進撃の巨人』を初めて見た時は、

ただただ「巨人のインパクト」だけが残った

という感想をもつ人は多いようです。

ホラー作品のような、怖いけど続きが気になる!という感覚と、

アクション作品のような、手に汗握る緊迫感!

その両方を満たすように、巨人のインパクトを中心に描いた。

それだけ、インパクトで勝負したのだから、

『進撃の巨人』が世間の注目を集めたのは必然だったのでしょう。

 

インパクトから謎解きへ〜読者の注目の引き方

ところが!

現在『進撃の巨人』がどうなっているかと言うと…

ストーリー序盤のような激しい戦闘は減り、

「巨人の謎」・「人間の権力抗争と巨人の関係」を追いかける

サスペンス的な要素が中心です。

序盤「インパクト勝負」だったのが、

「謎解き」へとシフトしていっているのです。

「巨人って何なんだ〜!!」とインパクトを受けた以上、

その正体を知りたくなるのは当然のこと。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

巨人は、ゴジラのように突然変異で誕生したのではなく、

人為的に生み出された生き物のようだ…

では、いったい誰が、どんな目的で巨人を生み出したんだ?

誰が黒幕なんだ!?

…気になる!!

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こうした読者の心理をうまくとらえているからこそ、

『進撃の巨人』は今も継続的に支持を得ているようです。

 

『進撃の巨人』の注目の集め方をビジネスに置き換えると…

ここまで、『進撃の巨人』の概要についてお話してきました。

序盤は、巨人に圧倒される世界を描き、

とにかくインパクトを与える!

中盤からは、巨人の謎に迫るり、

読者は巨大な謎を解き明かす楽しみにハマる!

 

多くの人の注目を集めるよう非常に計算された構成ですよね。

 

人の注目を集めるうえで、

「インパクト」と「謎」は非常に強力です。

 

<インパクト>

=他にはない新しさ

=感情を強く揺さぶる描写

=衝撃的な言葉

 

インパクトを効果的に活用した事例は…

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・マクドナルド、ハンバーガー「60円」!

→前代未聞の低価格戦略でしたよね。

 

・10倍速く本が読める!「フォトリーディング」

→この本のヒット以降、「10倍」というキーワードが

様々な本のタイトルに採用されることに…

 

・イチロー君は記録、ボクは記憶

→元メジャーリーガーの新庄剛志氏の名言。

彼の発言には、いつもインパクトがありました。

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最初に言った者勝ち、やった者勝ち!

一瞬で注目を引くのに、インパクトは非常に強力です。

 

<謎>

=人間の好奇心を刺激するトリガー

=真相に迫りたい

=構造を知りたい

=動機を解き明かしたい

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・ミラバケッソ

→株式会社クラレのTV CMに出てくるアルパカが喋る「ミラバケッソ」という言葉。

どういうこと?と思い、ネットで調べた人も多いのでは?

 

・リアル脱出ゲーム

→まさに「謎解き」がビジネス化したカタチです。

 

他にも、サスペンスドラマや、探偵モノのアニメが

ロングヒットになっていますよね!

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このように、

<インパクト>の力で、瞬間的に注目を引き、

<謎>の力で、注目を長続きさせる。

『進撃の巨人』は、2つの要素をうまく活用したからこそ、

全世界で注目を集め続けているのですね!

 

一度ついたお客さんは長いけど、一見さんを集めるのに苦労している。

その場合、<インパクト>は足りているでしょうか?

 

新規客は集まるのに、リピートにつながらない。

その場合、注目を長続きさせる工夫は足りているでしょうか?

 

今日は『進撃の巨人』を題材にしました!

他にも世間で長く愛されている商品・サービスの

「注目の集め方」に要注目です!

 

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